3/5に放送された「たべごころ」の高菜肉まんレシピを料理研究家のコウケンテツさんが紹介!その高菜肉まんの作り方と高菜漬けの栄養価を紹介します!今回作る高菜肉まんは、手作りの生地がもっちもちで中のあんは、高菜やたけのこなどの食感が活き、更に豚肉の旨みがギュっと詰まった一品です。
<高菜肉まんの作り方>
<材料>
○生地
薄力粉100g
強力粉100g
砂糖大さじ1
ドライイースト小さじ1
塩ひとつまみ
サラダ油大さじ1
ぬるま湯100~120ml
○たね
高菜漬け100g
豚バラ薄切り肉80g
玉ねぎのみじん切り1/4個
たけのこの水煮50g
しょうがのみじん切り1かけ分
しょうゆ、オイスターソース各大さじ1
干しシイタケのみじん切り1枚分
ごま油大さじ1
砂糖小さじ1
酒大さじ2
ごま油大さじ2
<作り方>
①ボールに薄力粉、ドライイースト、砂糖、塩をふるい入れて菜箸でさっと混ぜ、ぬるま湯を少しずつ加え(3~4回に分けて)ながら菜箸で混ぜる。
② 生地がまとまってきたら、菜箸やボールについている生地をこそげながら手でこねていく。全体がまとまってきたら、サラダ油を加えてにぎるようにしっかり生地になじませる。
③取り出して手のひらで押すようにしっかりこねる。生地がしっとりなめらかになったらサラダ油を薄く塗ったボールに戻し、固く絞った濡れふきんをかけて、温かいところに30分ほどおいて発酵させる(寒ければお風呂くらいの温度のお湯で湯せん)
④発酵させている間にたねを作る。フライパンにごま油を熱し、粗く刻んだ高菜漬けをさっと炒めて取り出して冷ます。
⑤豚バラ肉を粗くたたき、タケノコは小さく刻む。たねの材料とともにボールに加えて菜箸で全体がなじむ程度にさっと混ぜる。
⑥ 3の生地を取出し、打ち粉をして軽くこねる。30センチほどの長さの棒状にのばし、6等分にしてラップをかける。ひとつずつ取り出し、掌より二回りほど大きな円形に麺棒で広げ、5のたねの1/6量を包み、口をしっかりととじる。同様に6つ作る。
⑦蒸し器にオーブン用ペーパーをのせ、肉まんを3つのせる。もうひとつのせいろに同様に3つのせる。15~20分ほど蒸せば完成!
<高菜漬けと生の高菜の栄養価は違う>
高菜漬けでなく生でも食べられる高菜ですが、高菜漬けと生では栄養価が違います。
実は同じ量を比べると、生よりも高菜漬けの方が栄養価が高いです。どうしてかというと塩分を加えることによって水分が抜けて嵩が減るからです。でも水分と共にビタミンCが抜けるのでビタミンCだけは生の方が高いです。
<高菜漬けに入っている栄養価とその作用は?>
特に豊富に含まれているのがβカロチンです。
・βカロチン→免疫力を高めたり活性酸素を抑える。生活習慣病、高血圧や動脈硬化の予防に!
エネルギーをつくる働きの助けになります。体に貯めておけないので毎日食事から摂取する必要があります。
・ビタミンB群→疲労回復効果
高菜のビタミンCはキウイと同じ位の量が含まれています。
・ビタミンC→活性酸素から細胞を守り、肌の老化を防ぐ
骨の健康に深く関わっていて、出血を止める役割もあります。
・ビタミンK→骨や歯を強くしたい方、骨粗しょう症予防に!
普段弁当の端っこにちょこっ、と入っている高菜漬け。いつも脇役の高菜ですが、意外にも色んな栄養素が入っていますね。今回紹介した高菜主役のメニュー「高菜肉まん」でうまく取り入れてみませんか?